今回紹介する本は、「サラリーマンは300万円で会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門」(三戸政和 著)です。
タイトルを見たときに思ったのは、個人M&Aってなんだ?ということでした。M&Aは知ってたいたのですが、個人M&Aという言葉は知りませんでした。
しかし、最近では新聞でもちらほらその単語を見ることが増えてきたように思います。
僕としては、将来は独立して自分でビジネスをしたいなと思っていたので、興味を惹かれて読んでみました。
こんな方にお勧め
将来は独立を考えている
起業を考えている
何か副業をしたいと考えている
サラリーマンだけでは将来が不安
基本的には、サラリーマン以外に将来の収入源を作っていたいと考えている方には、選択肢の一つとして、おすすめだと思います。
大廃業時代がやってくる
この本が言っているのは、サラリーマン時代の能力を発揮して、中小企業を個人で買い、経営者になりましょうということです。いわゆる、事業継承です。
なぜか?これから、中小企業は後継者不足で、優良黒字企業ということにも関わらず、バンバン廃業をせざるを得ない状況になるからです。
その数なんと、250万社が後継者不足なんだそうです。
起業と事業継承は何が違うのか?
事業をするということであれば、起業というものがありますが。起業家は、本当に住む世界が違うくらいすごい人たちであり、その人たちが起業してもかなりの確率で廃業をしています。
本当に大きく成功できるのでは、0.3%です。
それに比べて、中小企業を個人で購入することは、まったくことなります。それは、すでに安定して収入を得ており、何年も事業を行っているという実績です。起業は、0から1を作っていくサラリーマンが全くやったことがないことに比べ、中小企業をM&Aで購入し、事業継承することはすでにある1を育ってていくことなので、サラリーマン向きだと言えます。
もちろん準備は必要、40~50代に準備をはじめよ
とは、言え、もちろん準備は必要です。また、なんでもいいから会社を買えばいいというわけではないので、しっかりと会社を見れる力を養うことも大事になるかと思います。
この本で進めているのは、管理職を経験し、経験値がたまった40~50代をお勧めしています。定年してゆっくりとして始めようでは、どうしてもさび付いてしまいます。バリバリ働ける40~50代が適齢ということです。
WIN-WINの関係が築ける
僕は、まさにWIN-WINの関係を築くことがこの事業継承で叶うのではないかと思います。サラリーマンは、将来のために準備ができますし、中小企業の社長さんからしてみれば、自分の会社を任せることができる自分材を見つけることができ、よりいいものにしてくれるかもしれないのです。また、従業員がいれば、そのまま働き口を確保してあげることができます。
まとめ
この本を読み始めたら、一気に読んでしまいました。内容も今までの起業や副業とはまた違った観点であり、一つの将来の選択肢にしたいと思っています。
僕の場合は、30代なので、まずはマネージャで経験値を上げ、40歳で中小企業社長というのもありだたと考えています。
目標ができればやることも決まってくるので、あとは計画を立て、実行するのみです。
将来の選択肢として、興味を持った方はぜひ読んでみてください。