コンサルタントに関する本を読んでいると、期待値コントロールが大事だ!と書いてあるのをよく見ます。
また、上司に言われたこともありますし、同期からも期待値コントロールってどうやればいいんだろう?といったことを聞かれたりしたことも少なくありません。
皆さんは、いかがでしょうか?おそらく、この記事を読んできださっている方も、期待値コントロールってどうやるの?または、自分ではこう思うけど、他の人ってどう考えているのだとうといった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
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結局はコミュニケーションなのかな?
私の場合は、期待値コントロールに関しては結局はコミュニケーションなのかな?と思っていました。
クライアントに提出するドキュメントもクライアントがどのくらい重要視しているかによって力の入れ具合を変えれば、無駄なところにリソースを割かずすみ、本当に必要にされているところに力を注げます。
私の期待値コントロールに関しては、そういったクライアントのニーズを細かく確認しておくといったことでした。
期待値コントロールに対するモヤモヤを解消
自分なりに期待値コントロールはこうしようという考えはあったものの、それでもモヤモヤしていました。本当にそうなのか?と疑問が晴れずにいました。しかし、今回紹介する本で、具体的に期待値コントロールについて書いてあり、自分の中での疑問が晴れたように思います。
今回紹介する本は、「どこでも誰とでも働ける」(尾原和哲 著)、副題は、「12の会社で学んだ、”これから”の仕事と転職のルール」です。
この本では、著者がマッキンゼーをはじめ、リクルート、Googleなど名だたる会社で学んだ考え方が書いてあります。
期待値コントロールについては、マッキンゼー時代のことを主軸にフリーで働いた経験も上乗せしてあるイメージです。
どこでも誰とでも
このタイトルにある、「どこでも誰とでも」というのは、2つの意味を本の中で説明してあります。
どんな職場で働いても、周囲から評価される人材になる
世界中のどこでも、好きな場所で気の合う仲間と働ける
フリーランスとして活躍したいと考えている方も、今後転職市場で自分の価値を上げ、より自分の希望に合う会社に入りたいと考えている方にもおすすめできる1冊だと思います。
期待値コントロールを行う具体的な方法
では、最初にもとり上げた期待値コントロールについて、紹介したいと思います。
まず、期待値に関してですが、他の本を読んでみると期待値100%
ではなく、1%でも超えていかなければ、クライアントから本当の意味での満足は得られず、次の仕事につながらないと書かれているのをよく目にします。
この本で紹介している、マッキンゼーでは、
クラアインとがびっくりし過ぎて鼻血が出るくらいのすごいアウトプットをだそう!
という姿勢で仕事に臨んでいるそうです。
特に職を転々としている著者の場合は、期待の120%くらいを出さないとリピートにはつながらないというので、かなりハードルを高く設定しています。
相手の期待値を必要以上に上げ過ぎない
これを考えると相手の期待値を必要に上げ過ぎないということも大事です。「○○が得意です」「××ができます」というよりは、いったん相手に値踏みさせてから、それをいい意味で裏切った方がそのあとの動きやすさが断然違ってくる。
ギリギリ行ってもいいかなと思える温泉旅館を目指す
この本で紹介していた面白い例が、ギリギリ行ってもいいかな?と思える温泉旅館です。
皆さんも旅行などにいかえる際はインターネットで宿泊場所を探すと思いますが、最初にそんなに期待していかなかったけど、思ってもいなかったサプライズがあったり、おもてなしが素晴らしかったりするとまた行きたいなと思うようなケースは、少なからずあったり、話に聞いたりします。
でも、逆の場合は二度と行かないでしょね?こうした考え方を「エクスペクテーション・マネジメント(期待値管理)」と呼ばれます。
仕事での期待値コントロールも同様で、自分の実力をアピールすると気も、ストレートに伝えるのではなく、相手の期待値をさりげなく引き出しつつ、サプライズ的に行うと効果が高いです。
実際に自分の仕事にもこの考え方を取り入れ、まずは、クライアントの期待値を確認しながら、鼻血が出るくらいのサプライズを用意したいと思います。
まとめ
特に自分の関心ごととして期待値コントロールがあったので、そのことをメインとして紹介しましたが、この本では、転職に関することやAI時代の働き方など、いろいろと学びになる内容が書かれているので、ぜひ、始めから読んでいただきたい1冊だと思います。